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2026/04/04 19:12 |
[Review] ブラザーズ・グリム
ブラザーズ・グリム映画の前評判があまりよろしくなかったのですが、実際見てみたところ、かなり微妙なところでした。

この映画が公開されるまでのプレビジョンがとても重厚に描かれたので、さぞかし『本当は恐ろしいグリム童話』並みの恐るべき内容であろうと勝手に想像していました。
が、見終わった後の感想は「何だかよく分からない」というトホホな結末に……。
ところどころに散りばめられたパロディは面白かったですけど(テリー・ギリアムの映画はパロディを盛り込んだ作品が多いのでしょうか?)。でもむしろ終始一貫してダークネス満載の映画の方が個人的に好きでした。やりすぎると『ロード・オブ・ザ・リング』化してしまうのは否めませんけど。


物語は完全に童話世界ではありません。どちらかというと、童話世界に踏み込む一歩手前の現実世界を描いている、という感じです。
ベルセルクが分かる人なら、「ほんの少し幽界に踏み込んだ世界」とでも言えば、何となく想像できるのではないでしょうか?

本来童話の世界とは、人間が住まう現実世界から見れば『ありえない現象』がてんこ盛りなので、そこに『現実世界に生きる人間』が生身で立ち向かう姿勢は、逆に親近感を覚えます。
普通、通常世界からかけ離れた現象を「理解しろ」なんて言われても、すぐには無理ですし。
純粋に想像世界を描くのではなく、現実世界と想像世界の『境』を描く、というのは、今まで観た事がないかも。そういった意味では楽しめました。


ただ。
登場するグリム童話の登場人物、赤ずきんちゃんとか、ヘンゼルとグレーテルとか、もうちょっとグリム童話そのものの話とリンクした形で観たかったですね。
そういった童話に隠された描写がところどころで描かれているものの、

「あー、このシーンは『シンデレラ』のあのシーンとリンクしてるのね……って分かるか!!

という感じでした。そこもまた映画全体の微妙な感じに拍車をかけているような気がして…
(パンフレットを見て、初めて理解したシーンもちらほら)
結局、そういうグリム兄弟自身が手がけた物語とのリンクも、個人的には不完全燃焼で終わった感じがするし。
何より『狼と7匹の仔ヤギ』が出てこないのが不満(←我儘)。

お楽しみにしている方には申し訳ありませんが、ちょっと強くはお勧めできません。。。

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2005/11/03 23:27 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
とあるやり取り
[件名] お疲れ様です。


[本文] 才場ーさん。
     お疲れ様です。Sです。

     ご依頼の●●の件、了解いたしました。
     下記の通りになります。

     ************
     ************

     以上、よろしくお願いします。





[件名] Re: お疲れ様です。


[本文] S君。
     お疲れ様。Cyberです。

     ●●の件、了解です。忙しいところ有難う。

     それから。
     次にその名前を言ったら、首から上が無くなると思ってね

     以上。



最近とんでもないことを惜しみなくさらっと言うのがマイブームです。

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2005/11/02 20:44 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
盲導犬にまつわるエトセトラ
朝の満員電車の山手線。
いつものように混雑した電車の中なのに、いつもとは違うポッカリと空間が。
ふと下を覗いてみると、


そこに鎮座ましましていたのは、世にも名高い盲導犬様(ラブラドル・レトリバー)でした。


尻尾を踏まれないようにお腹に丸めて、じっと伏せをしている盲導犬様。
ただでさえ息苦しい満員電車の中で、さらに床に伏せているから余計に息苦しそう。
元が犬だから、嗅覚も人の何十倍に敏感なんですよね。色んな匂いが混じった車内で大丈夫?
幸い、周囲の人は理解がよろしく、盲導犬様が怪我しないように周りをあけてくれてるけど、
それでも容赦なく乗り降りするビジネスマンたち。あちこちぶつかって痛そう。

それでも、微動だにせず、吠えもせず、ただ主人を目的地まで運ぶために『目』の役割を果たす盲導犬様は、
苦しそうだけど、どこか誇らしげに感じました。


数年前に比べれば大分盲導犬に対する理解が深まってきたように感じます。
もちろん、去年の10月1日に「
身体障害者補助犬法」の完全施行されたこともあるけれど、
テレビ番組とかでも盲導犬を取り上げる番組が増えてきたから、より身近に感じるようになりました。
コンビニの入り口にも、『盲導犬可』のステッカーが貼ってあるお店が多くなってきましたし。

それでもまだまだ数が少ない盲導犬。
もちろん、日本にはそのトレーナーもまだまだ少ないそうです。
一人(頭?)前の盲導犬一頭を育てるために、数十万から数百万の費用がかかるというし、どんな犬も盲導犬になれるかというと、そうでもない。
また、法律ができたとはいえ日本社会はまだまだ盲導犬に対する認識が弱いんだと思います。
この前も、いくら小さい子なのですが、珍し物見たさで盲導犬のハーネスを無理矢理引っ張るのを見ました。同伴のお母さんが止めましたが、あまりいいことではありません。


彼らは遊びで主人を導いているのではないのですから。
主人の『目』として、『仕事』をしているのですから。


今日もどこかで、まだ見ぬご主人様のために一生懸命訓練している盲導犬がいるのでしょう。
辛いこともあるけど、君を必要としてくれるご主人様は、きっと地球のどこかで君を待っているはず。
ご主人様をしっかりと導くために、頑張れ! 盲導犬!



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2005/10/31 23:28 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
[Review] 華氏911
華氏911何ヶ月か前に購入したきり観てなかったのですが、時間が出来たので観てみました。


正直、こんな胸糞悪い映画は初めてでした。


別にそれは右よりだろうと左よりだろうと関係なく、ただありのままに感じた感情です。
何でこんな映画がパルムドールに? とも思ったのですが、むしろ『同時多発テロやイラク戦争の裏舞台はこんなにも醜い』というのを突きつけられた、という意味では、確かにパルムドール受賞も否めなくはないかと。
でもいくら色々なところにマイケル・ムーアのジョークを散りばめられたとはいえ、はっきり言って笑えない。


また、同時に自分が如何に勉強不足か、というのも考えさせられました。
この内容が真実か嘘か、正義か悪か、そんなことはどうでもよく、ただ『事実の表面しか見ていなかった』ということに。

CLAMPの『東京バビロン』という漫画のある一話に、「報道されている内容は現実だけど真実じゃない。真実は視聴者が自分で考えて判断していい」とあります。
例えば、ある殺人事件について、ある人にとっては絶対に裁かれるべきと考える人もいれば、致し方ないと考える人もいるかもしれない。
言葉も宗派も思想も違うし、果ては60億も人間がいるのだから60億通りの考えがあって当然なのです。
一番いけないのは、「あの人がそういっているんだからそうに違いない」と盲目的に考える事。もちろん、僕が今そうではないとは決して言えませんが。

「今目の前にあるものが、必ずしも正しいとは限らない」
常日頃から、ネット界で頻繁に叫ばれている事です。
こういう時代だからこそ、自分で判断しなければならないと考えます。

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2005/10/30 17:45 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
ショートショート:人生検索
最近、新しい検索エンジンができた。
その名も、【人生検索エンジン】


何でも、あらゆる人間が今までどんな人生を送ってきたか、これからどんな人生を送るのか、というのが
データベース化されているらしい。
つまり、検索ワードに自分の名前を入れれば、これからどうなるのかが分かるってわけだ。

あまりに嘘臭い。第一、こんな一寸先は闇が似合う不安定な世の中、
明日の我が身ですら読めないのに、未来がデータベース化なんてできるのか?
それも60億の人間分?
この世のハードディスク全部を掻き集めたって出来っこない。

どうせ、占い好きの一個人が酔狂で作ったもんだろう。
とりあえず暇つぶしに、その検索エンジンのページを開いてみた。


=========================================================

          【人生検索エンジン】へようこそ!


ここでは、ありとあらゆる人間の人生を検索できる検索エンジンです。

過去の出来事はもちろん、これから起こる未来も検索できます。

プライバシーに関わるので、入力されるご本人と、満10年以上前に亡くなった
故人以外を検索することは出来ません。

検索方法は、検索したい人物のフルネームに、検索目的の語句を入力します。
 例)■田一郎 2035年8月12日
   山●裕子 5年後の住所

=========================================================


ほんとにこんなんで、人生の検索ができるのか?
まぁ、ものは試しだ。キーワード入力欄に自分の名前と『2分後』と入力してみた。
そしたら、こんな結果が出た。


  『台所のテーブルに置いてあるコップを落として割る。




……。


………………。。。


はぁ? なんだこりゃ。
ますます胡散臭い。そしてバカバカしい。
なんかどうでもよくなってきたので、とりあえずネットサーフィンはやめにして、喉を潤しに台所へ行った。

台所のテーブルには、確かにコップがある。普通に置かれている。どう考えでも、注意して行動していれば、これからそれを自分が落として割るとは思えない。
さっきの結果を気にするどころか、もはや記憶にすらなくなりかけている。
冷蔵庫からペットボトルを取り出して、ウーロン茶を飲もうとした、その時だった。


「何だ、お前いたのか。」


いきなり背後から声をかけられた。僕の兄だ。家には誰もいないと思ってたから、余計に驚いた。
驚いた弾みで、肘をテーブルに思いっきりぶつけてしまった。
その振動でコップが倒れ、転がり、テーブルから落ちて割れてしまった。


………あの検索をしてから、2分くらい経っている……


兄にいきなり声をかけられたことよりも、コップが割れたことよりも、あの検索結果に驚愕した。
本当に検索結果の通りの未来が実現したのだ。2分後のことだけれど。

急いで部屋に戻り、もう一度検索してみた。今度は過去だ。
  ■自分はどこの幼稚園に通っていたか。
  ■小学校4年生の頃、どんな遊びに熱中していたか。
  ■僕が今までに買ったゲームの数。
  ■中3の時のクラスと出席番号。
ことごとく正しい検索結果が表示された。あまりにも正確だったため正直ゾッとしたが、同時にワクワクしてきた。この検索エンジンは本物なのだ。

ただ、やはりこの検索エンジンはシビアだ。良い事だけを検索するわけではない。
5週間前を検索してみた。


  『実兄の浮気現場を発見。実兄の嫁に思わず告げてしまう。


兄は本当は結婚していた。しかし浮気現場を見てしまい、うっかり兄の奥さん、つまりは僕の義姉に話してしまったのだ。
義姉はすごく貞淑な家の出で、程度が重かろうが軽かろうが浮気を許さない人だった。
兄は離婚した、というか、無理やり離婚させられたのだ。丁度2~3日前に実家に戻ってきた。
多分、僕のことをもの凄く恨んでいる。浮気してたとはいえ、義姉に対する接し方は端から見て半端じゃなかったからなぁ……

まあそれはいいとして、そんなことまで検索されるんだ、この検索エンジン。ちょっと気をつけないといけない。

さあ、今度は未来だ。
自分がこれからどうなるのか、すごくドキドキする。
5年後は? 10年後は?
自分は何歳で結婚する? 何人の子供が出来るんだろう?
その時勤めている会社は? どんな会社かな。どんな仕事をしているだろうか。

自分の未来を知ってしまうと萎えてしまうという人がいるというけど、そういう人に限って知りたがりなんじゃないだろうか。
僕だったら、もし良い未来がヒットしたら、もう明日からでもウキウキ気分になると思う。
『○○年後に~~(自分の望んだ職業)という職業になっている』なんていうのが出たら、もうそれだけでも明日からの仕事への熱の入り様が違ってくるんじゃないだろうか。

では早速! 5年後を見てみよう!


  『検索結果:0


? ゼロ?
キーワードの入力方法を間違えたかな? もう一回入力して実行!
………でも、やっぱり出たのは『検索結果:0』だった。
類似語にして入力しても、検索方法を変えてみても、やっぱり『検索結果:0』だった。
どういうことだろう? 10年後にしても同じく『検索結果:0』だったし。まだ未来検索には対応していないのかな?
サイトのヘルプを見てみた。


=========================================================

検索結果が『0』は、情報が無いことを示しています。
まだ生まれていないか、既に死亡している可能性があります。

=========================================================


眼を疑った。
死亡?
たった5年後のことだぞ? 死亡? 本当に?

背筋が凍った。僕はもう5年後には死んでるのか?
本気で怖くなった。
小刻みに震える手で、もっと近い未来の時間を入力した。


2年後
  『検索結果:0


1年後
  『検索結果:0


6ヵ月後
  『検索結果:0


1ヵ月後
  『検索結果:0


手の振るえがガタガタしてきた。息も荒くなる。動悸もしてきた。
うまく文字を入力できない。
何で? 何でだよ。
何で1ヵ月後でも何も出ないんだよ。
おい… 何か出てくれよ。
死んでるなんて言わないでくれよ…
マジで勘弁してくれ…


2週間後
  『検索結果:0


1週間後
  『検索結果:0


2日後
  『検索結果:0



ふざけんな!!



キーボードをガンッと叩き、怒鳴りつけた。
怒鳴りつけたところで何もならないのに、そうせずにはいられなかった。
だってそうだろう。誰しも、2日後にはもう死んでるなんて思いたくない。
自分の未来をあれこれ想像していたのに。2日後には、もう……

諦めの極致にでも入ったのだろうか。手の震えはとまった。
空ろになった頭で、再度検索をかけてみた。こんどは5秒後。


  『実兄に刺殺される。


その結果が出たと同時に、背後からぬっと影が差し込んだ。
後ろを振り返ると、鬼のような形相の兄が、包丁を振りかざして立っていた。
包丁の刃がギラリと光るのを見たその直後、僕の意識は永遠に閉ざされた。

本当に、明日どころか5秒後の我が身ですら読めない。



「人生、宇宙、すべての答え」を見て、世にも奇妙な物語ばりのショートショートを書いてみました。
脚本力が無いので無駄に長くなった上に、あまりまとまりのないものに… _| ̄|○

やっぱり、自分の未来がわからないからこそ、人生って楽しいんでしょうね…

拍手


2005/10/29 07:54 | Comments(0) | TrackBack() | Diary

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