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2017/05/27 01:50 |
[Review] ダイ・ハード4.0
ダイ・ハード4.0ブルース・ウィリスさんにお尋ね致します。アナタ今おいくつ?

ほぉ。52歳ですか。……っていくらなんでも凄すぎですよアナタ! 世のちょい悪オヤジに真似しようとしたところで到底真似出来る領域ではございません。つーか誰も真似したくないでしょう。
ハリウッド発のアクション映画の金字塔を建てる作品として、今でも多くの人に愛されている『ダイ・ハード』シリーズですが、それにしても全然正義の味方っぽくない! その言動も、破壊活動も、そんじょそこらの悪党では成し得ないようなシーンが盛り沢山。『ダイ・ハード4.0』中最も極悪っぽかったのは、主人公であるジョン・マクレーンだと思ったのは、きっと僕だけではないはず

まぁでも、破壊活動が一切無いアクション映画というのも面白くありませんから、ド派手にド派手を重ね、とてもじゃないが人間業ではない動きを繰り出すところにこそ、アクション映画の醍醐味があるんでしょうけれど(笑)。


ジョン・マクレーンといえば、ニューヨーク市警の一刑事なのに、国家機関を揺るがせるほどの壮大なテロリスト計画に巻き込まれてしまう、最もツイていない男として有名ですね。生と死スレスレの攻防の中で、己の知力と体力を駆使して危機を掻い潜り、テロリストを壊滅させていきます。が、どんなに絶大なる知力と体力の持ち主とはいえ、本当に不運なら不死身の男なんてできませんよ! むしろ強運、というか強大な天運の持ち主でもなければ、あんな容赦ない攻撃の中で生き残るなんてできない。
でも、いくら強大な天運とはいえ、『運』という不確定なものに彼は自分の仕事を左右させることはできない。数々の試練を乗り越えられた主軸となる力は、正に彼が今まで培ってきた経験と、それに基づく知力と体力に他ならないでしょう。むしろ、それらの力に強大な天運が引き寄せられたと言うべきでしょうか。

それを裏付けるのが、彼の一挙一投足に見られる『自信』。微塵の揺らぎや恐怖すら見せないくらいの『自信』。その真骨頂が、自身の娘が人質に取られてしまった時から。
大切な人を人質に取られてしまえば、目の前で銃や刃物を突きつけられてしまえば、普通は困惑する。自分が殺されるより、大切な人が殺される方がもっと辛い。どんなに強靭な精神の持ち主でも、絶対に揺らぐ。でも、彼は揺るがなかった。勿論、娘が殺されそうになるところを間にあたりにして、不安にならないはずが無い。でも、彼は絶対に助けるという自信があった。それも、自分が身代わりになるとかそんな生易しい考えではなく。娘も、そして自分も助かる。そんな度胸も、一朝一夕で身につけられるものではありません。これも、彼がこれまでに身につけた経験と、知力体力の賜物なのでしょう。それに、ほんの少しだけ、強大な天運が味方するように。


それにしても。
実際にサイバー・テロが起こったら全米がどうなるか。今の世の中、あらゆるライフラインや情報がデジタル制御されていますから、それが一気にダウンし、且つクラッカーたちの掌中に収められてしまったら、一般市民ではもはや太刀打ちできないでしょう。彼らにとってはほんの一角を牛耳るだけでも、その波状効果は国土を覆いつくすくらいに広まることもありますから。
でも、色んなシステムのダウンやパスワード・クラックの様子が描かれていますが、いくらなんでも、9.11同時多発テロを経験したアメリカが、この程度の脆弱性でシステムを運用しているとは思えません。独自にハッカーとかを雇ったりしていますから、もっと強力なシステムである…はずです(汗)。
それでも、技術は日進月歩で進化し、同時にクラック技術も進歩しているわけですから、今は大丈夫でも今後ダメになる可能性はあるわけです。そんな時こそ、彼のような、少ないリソースからでも知力・体力の限りを振り絞って、危機を乗り越える術が必要なんですね。
ダイ・ハード トリロジージョン・マクレーンの行動は、『ダイ・ハード』を演じるにつれて、だんだんと貫禄を帯びていきます。回を重ねるにつれてとんでもなく無茶苦茶になっていくのは否めませんが


『ダイ・ハード』は、若気の至りからか半ば無謀で考えなしな行動に出てしまい、観ている側としてもやきもきするというか、「これで本当に大丈夫かね?」と思ってしまったり。でも、最後の最後で力でねじ伏せてしまうあたり、『不死身の男』はこうやって出来上がっていくんだなぁ、と思いました。

これまで公開された全4作の中で、主人公側と敵側との攻防、ヒューマニズムの面で言えば2作目である『ダイ・ハード2』が一番好きです。最後が非常に納得いかない部分がありましたが(笑)。
ダレス空港をテロリストに秘密裏に占拠され、空港にいる客に対し安全を配慮しつつ、まだ旅客機に取り残されている乗客を無事降ろそうと四苦八苦するも、一機の着陸は失敗し爆発・炎上。この時、それまで鉄人の如く敵を葬り去ったジョン・マクレーンでさえ、無力感で落胆するところは、本当に辛かったです。それでも、自分の奥さんを含め、まだまだ上空に旋回している旅客機を安全に降ろそうと奮闘する様を観て、何としてでも頑張ってもらいたいと思いました。
その際の敵との攻防戦で発覚する、意外な裏切り者の存在は、意表を突かれましたが。

エンターテインメントで言えば、『ダイ・ハード3』でしょう! 『ダイ・ハード4.0』でも面白いところ満載でしたが、ギャグ的な部分で言えば、『ダイ・ハード3』が一番かと。そして、最後まで敵側が優勢に事を運んでいたのに、最後の最後で御用になってしまうというラストの展開についても、『ダイ・ハード3』が醍醐味でもあると思います。
やっぱり、サミュエル・L・ジャクソンとのかけあいは最高ですね。特に船のクレーンに飛び降りるシーンなんか!


まぁそんなこんなで、不死身というよりかは鉄人と言った方がしっくりくるジョン・マクレーンですが、最もツイていないと言ってブツブツボヤきながらも、しっかり自分の凶悪的な天運に守られているあたり、全作品を通して共通するところがあります。
そういえば、『ダイ・ハード4.0』では、前回までの3作に比べれば、爆発シーンが少ないか、やや小振りのような気がします(最後の方のステルス機との攻防は別として)。やはり、同じテロにしても、ド派手な武器をこれでもかと使うこれまでの3作に対して、『ダイ・ハード4.0』は、生活のライフライン全てを奪い取ってしまうような知能犯。使い方次第で、味方もあっという間に敵に変わってしまい、それをどのようにしのいでいくのか、というのが見所なんでしょうか。

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2007/07/01 13:25 | Comments(0) | TrackBack(15) | Review - Movie

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